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冬の夜、リビングのテーブルにつく。
照明が低く落ちており、テーブルの上だけが明るい。ウイスキーを飲もうとして、棚からボトルを取り出す。テーブルに置く前に、一拍止まる。
ラベルの向きが気になる。注ぐ角度で液垂れが起きる。グラスに注ぎ終えてから、ボトルの口を拭く動作が挟まる。
ボトルから注ぐと、動作が増える
液体がボトルの口から垂れ、テーブルに落ちる前に指で受ける。ラベルが正面を向いたまま置かれており、視線がそこに引っかかる。グラスに注ぐだけの動作のはずが、前後に確認と処理が発生していた。
デカンタに移し替える

ウイスキーグラスセット ウィスキーデカンタは、ノン鉛クリスタルガラス製のデカンタと専用グラスのセットだ。
ボトルからデカンタに移し替えると、ラベルがテーブルから消える。カッティングが施されたガラス面が光を分散させ、琥珀色が透けて見える。ガラス栓を閉めると、栓がデカンタの口に静かに収まる。注ぐ際は液垂れが起きない。栓を抜き、グラスへ傾けるだけで動作が完結する。
注ぐ動作だけが続く
栓を抜く。グラスへ傾ける。視線がグラスの液面だけを追う。ボトルの口を拭く動作がなく、ラベルの向きを気にする一拍もない。カッティングが照明を受けて、テーブルに小さな光の点を落としている。
夜が終わる
夜が終わり、デカンタの栓を戻す。
グラスを片付ける。デカンタだけがテーブルに残り、琥珀色が照明を透かしたまま揺れています。
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この夜の断面を、noteにも書いています。
琥珀色が、照明の下で静かに揺れている夜。|ウクク




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